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立川の高齢者の交通事故

乗り物

また高齢者の運転による重大事故が発生した。東京都立川市の病院駐車場で12日、2人が死亡した事故。高齢者ドライバーによる悲劇が相次いでいるが、「生活の足」を失うことを避けるため、免許返納制度は浸透しているとは言い難い。繰り返される事故を防ぐ有効な打開策は見いだせていないのが現状だ。  「事故だっ」。病院の防災センター職員(53)が事故直後に玄関から飛び出すと、目に入った車のフロント部分は大破しており、前方には女性があおむけで倒れていた。事故現場の歩道から病院入り口まで、血が点々とついていたという。「頭部からはおびただしい出血があった」と、綿引さんは振り返る。  警察庁のまとめによると、全国の交通事故件数は年々減少傾向にあるが、昨年1年間の80~84歳による人身事故件数は、平成17年の1・5倍となる1万654件に上った。85歳以上は2・2倍の4241件に跳ね上がる。  高齢者事故の予防策として来年3月から認知機能検査が導入される。「認知症の恐れ」と判定された75歳以上の運転者は違反の有無にかかわらず医師の診断が義務づけられ、認知症と診断されれば、免許停止か取り消しとなる。  ところが、事故原因の全てが認知症とはかぎらない。2人をはねた運転手(83)も過去に認知症の診断はなかった。多くの事故は一般的な運動能力や判断力の低下が影響しているとみられる。  政府は免許の自主返納を推進するが、移動手段が狭まるほか、運転を自立の証しと感じる高齢者も少なくない。警察関係者は「郊外の交通手段の確保や自動制御システム搭載の乗用車の開発など、幅広い対策が必要だ」と話している。

産経新聞 11月13日

 

 最近盛んに高齢者の交通事故が報道されていますが、これは何かメディアの意図があってのことなのでしょうか…政府も高齢者の運転に関して会合を開いているということですが、果たして?

 交通事故自体は、年々減ってきています。年間の死者数も昔は万を超えることもありましたが、今は毎年約4000人です。

 車は日進月歩で改良されています。一つの事故が起こるたび、一つの技術が開発されるたび、過去の出来事を教訓にして新規製造の車に安全対策をしてきた結果、年間の死者数は文字通り桁違いに減りました。

 エアバックも、シートベルトも、ヘルメットも、法律も、道路行政も過去からの遺産です。そして車は技術改良の積み重ねができますが、人はそれができません。誰しも高齢者になるのは初めての体験です。誰もが高齢者になり、車やバイクに乗れなくなる日がいつか必ず来ます。

 自家用車中心の社会にそろそろ限界が来ている気がするのは私だけなのでしょうか…?物流を考えるとトラックのない日本の生活は想像できませんが、立川などの都市部では今でも個人で乗用車を持たない生活は可能だと思います。ちなみに私はディーゼルの整備士ですが車を持っていません。持つ予定も今のところありません。なぜ車を持っていないのかと聞かれることがよくありますが適当にごまかしています。車社会へのささやかな抵抗の最中です。チンチン電車とJRが好きです。バイクは持っていますが…

 

 高齢者とは逆の若者についてです。現状では乗用車の場合は18歳から、普通自動二輪(原付)の場合は16歳から免許が取得できます。公道での運転の下限が16歳ということです。上限は今のところありません。

 高校から遠い早生まれの高校生は大変です。ほぼ一年間は通学の足が制限されることになります。同級生で差があるのは難しい問題ですね。原付の取得条件を、高校生もしくは16歳以上にすればいいんでしょうが…されないでしょうね。電動自転車で我慢してもらいますか…?

  ひとつの例ですが、15歳の高校生は通学のための原付が運転できず

          90歳の高齢者は通院のために乗用車が運転できます 

 これが今の日本の現状です。15歳の高校生には参政権はありません。高齢者は現在の日本では多数派、自動車は日本での主要な産業なので、そう簡単には一度取得した免許を制限されることはないでしょう。

  

 昔、立川出身の友人が立川の交通事情その他諸々について熱く語っていました。駅前に近未来なモノレールが通っており街並みがとあるアニメのモデルになっていること、様々な路線があること、隣の八王子と多摩地区の中心部争いをしていること、八王子よりも都心へ行くのに便利なこと、でも地方で『八王子』ナンバーを見ると嬉しいこと…

 交通の便がいいはずの立川でこのような事故が起きたことはとても…残念です。

 

平成28年版交通安全白書 全文(PDF形式) - 内閣府

 内閣府の交通安全に関するデータです。

 第一章は交通事故について考える際に必読の資料になります。