ねじまき士クロニクル

日向の窓にあこがれて

歯磨きと歯車

 トヨタでも、ホンダでも車やバイクのすべてを一社で作っているわけではありません。例えばトヨタはエンジンに関してヤマハと協力しているというのは有名な話です。車の心臓や脳に当たるエンジンや電装系を作っているアイシンやデンソーなどは様々な会社に部品を供給しています。

 バイクでももちろんそのような部品はあります。電装系を作っているメーカー、ブレーキ専門のメーカー、ダンロップIRC(愛知のメーカー)などのタイヤメーカーなどなど、それらの部品を集めて一台の車やバイクができています。

 タイヤやエンジンなどの大物部品以外でも、故障時などで車やバイクの内部を触っていて「オムロン」や「日立」「三菱電機」などの部品が使われていることもあり、未知のメーカーとの出会いで驚くこともあります。もちろん一本のねじ、配線の一本でも様々な計算のもとにメーカーは作っているのでしょう…

 その中で歯ブラシ、歯磨き粉で有名なメーカーの「サンスター」もバイクに関する部品を作っています。スプロケットという歯車で、エンジン側に1つ、後輪側に1つあり、エンジンからの力をチェーンを介して後輪に伝える部品になります。契約の関係かわかりませんが純正の部品ではメーカーの刻印はされていません?が、スプロケットを交換する際には真っ先に候補に挙がるメーカーです。純正品とは違い、歯の数を選ぶことができ、車両の速度の特性を変えることができます。

  

サンスターの起源は1932年、創業者・金田邦夫による自転車の部品販売に始まります。その後、自転車用ゴム糊(タイヤ・チューブ用接着剤)を自社製造販売して成功しました。当時、ゴム糊を入れていたのが金属チューブ。ここに歯磨を入れるという創業者の決断から、1946年「サンスター歯磨第1号」が誕生しました。
一方、自転車用ゴム糊からスタートした自転車部品の製造販売も徐々に拡大し、100近い自転車部品の中からギヤーとクランクを手がけることになり、現在のサンスター技研株式会社の基盤ができました。 以来、時代のニーズと変化に対応しながら、自転車用ゴム糊は高分子化学の技術へと進化し、合成接着剤、シーリング材など化学品事業分野へ拡大しました。また、自転車用ギヤークランクはモーターサイクル用スプロケット・ブレーキディスクなど、金属事業分野へ発展しました。そして現在、サンスター技研の優れた技術は、オートバイに使用される精度の高いスプロケット、ブレーキディスクを生み出し、国内のすべての二輪車メーカー他、海外ではハーレーダビットソンでも採用されています。
このようにサンスターグループは、自転車用ゴム糊など自転車部品の製造販売からスタートしており、二輪車と関わりの深いところにグループの原点があります。すべての技術の発展には原点があり、サンスターにとってのそれは自転車であったといえます。

 

 

 

 

GUM(ガム)・デンタルペースト スタンディング 120g (医薬部外品)

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 ということで歯磨き粉はサンスター派です。企業のHPは面白くて勉強になるものが多いです。日本車の強みは部品に至るまで日本製ということだと思います。海外製の車やバイクでも中身は…?

 

 

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