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村上春樹のねじまき鳥クロニクルを借ります

 『ねじまき鳥クロニクル』は村上春樹の長編小説です。

 スパゲティを茹でているときに見知らぬ女から電話がかかってきて、そこから物語が始まる…

 小説なので、ネタバレ厳禁、説明はしません。ただ作品名を参考にブログの題名に使用させてもらっている次第です。この機会に村上春樹について個人的な想いを。

  村上春樹の作品の中で好きなのは

 小説では『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

 エッセイでは『遠い太鼓』

 ノンフィクションでは『アンダーグラウンド

 この中でどれか一冊だけ選ぶとしたら『アンダーグラウンド』を選びます。1995年の地下鉄サリン事件の被害者にインタビューした作品です。東京に行ったことはほぼありませんでしたが、JICAの選考で市ヶ谷に行ったときはJRの路線図を眺めながら、本で出てきた地名を頭の中でなぞっていました。

 もちろん小説も好きです。私の記憶では村上春樹のとある小説の中に「ねじは白い皿の上で、きれいにならべられて、とても嬉しそうだった」というような記述があったと思います。もしかしたら村上春樹はねじが好きなのかもしれません。整備士としてねじをたくさん見てきた身としては、このねじに対する気持ち、もしくはねじの気持ちがなんとなくわかるような気がします。ちなみに私はどちらかと言えばねじは好きですが、たまにはねじを一本も回したくない日もあります。

 それにランナーとしての村上春樹もただただ尊敬です。北海道のサロマ湖ウルトラマラソン(100㎞)を11時間42分で走る作家を私は他に知りません。野球が好きなところも好きです。小説家はたまに嘘をつくので本当かどうかわかりませんが、1978年4月1日の神宮球場でヤクルト対カープの試合を見て小説を書こうと思い立ったエピソードも好きです。去年はヤクルトがセリーグを制しましたが、2016年はカープが優勝させてもらいますけれども。

 まだ村上春樹の作品を読んだことがない人は、短編の『カンガルー日和』の中にある『4月のある晴れた朝に100%の女の子に出会うことについて』がお勧めです。村上春樹のその他多くの作品と同様に「好きな女が去っていく」という話が繰り返されています…私は『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』が好きですけどね。